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[parcel] 橋本 知成 | Solo exhibition


  • PARCEL Nihonbashibakurocho 2-2-1 Chuo City, Tōkyō-to, 103-0002 Japan (map)

2022/10/1 ~ 10/30

橋本 知成
Solo Exhibition

at: parcel
東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-14 まるかビル2階
Maruka bldg 2F, 2-2-14 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


橋本は、独特な金属質のテクスチャーを持った重厚感のある陶芸作品を制作し、これまで国内外で数々の展覧会に参加・作品を発表してきました。

球体を含めた巨大な幾何学形態、モノリスのような作品は、全て手捻りで土を積み上げて成形され、最終的に金属質が高い釉薬を施した後、レンガを積み上げた巨大な窯でゆっくりと焼き上げられています。無機質なフォルムでありながらも、手でつくられた造形には巨大で重厚な物体と人間の身体的との対比があり、美しい金属質の表面は光のあたる具合や長い時間の経過の中で表情を変えていきます。

本展では、四角柱の陶器作品やモルタルを組み合わせた大型作品を中心に発表いたします。ソリッドで重厚感のあるキューブは重力から放たれたのか、どこか別の場所から長い年月を飛び越してここに置かれているのか、何かの意味を持って作られた碑のような印象と同時に、素材の対比と組み合わせによって生み出される違和感と軽やかな浮遊感を持ちあせています。


幼いころ夢中だった折り紙やプラモデルに寺社仏閣。彫刻家の父が作る等身の石膏像やブロンズ像を日々目にしてきました。家の窓から見える庭の草木や、その奥に広がる山々、車窓からの移りゆくランドスケープを見ることが好きでした。こういった幼少期からの経験が制作の背景にあります。
仕事に対する姿勢として、個人的な考えや思いとの距離感を意識しながら、それでも残る作家の熱量が感じられるものを作りたいと思っています。数字では計算できない揺らぎ、ものの佇まいや存在を取り巻く環境を大切にしています。 - 橋本 知成


橋本 知成

陶芸家。
陶芸という枠に収まらず、特徴のある金属質な表情をもった作品群を発表し続けている作家です。橋本は空間自体を一つのインスタレーションとして捉え、2Mを超える長方体や、球体、などの幾何学的な情景を我々に見せてくれます。LOEWE Craft Prize、2019ファイナリスト。

1990年 和歌山県生まれ
2016年 アーティスト・イン・レジデンス(滋賀県立陶芸の森/甲賀市)
2017年 金沢美術工芸大学大学院博士後期課程工芸研究領域陶磁分野 修了

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